澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

今こそ注目! 国公立と私立大学の格差

2019年11月01日 09時44分15秒 | 社会

 もうすぐ受験シーズン。さきほどのニュースでは、2020年からの英語民間テストの導入が延期になったとか。
 私自身は大昔の受験失敗組なので、受験の大切さは身に滲みてわかる。志望校に入っていれば、別の人生もあり得たかなと思わないでもない。

 少し前、約7年間ほどにわたって、東京外国語大学の市民聴講生として、国際関係や地域研究の講義(一般学生と同じ授業)を聴講した。その時、国立大学の教育の質の高さ、施設の充実等々を実感させられた。これは「母校」と比較しての実感だったが、いかんせんウン十年ものタイムラグがある。あんな母校でも、今頃少しはまともになっているかも知れないのだが、卒業以来一度も足を踏み入れていない。

 たまたまTUFS(東京外国語大学)非公認ユーチューブ映像を見ていたら、青山学院大から東京外国語大学に編入した学生の体験談を聴くことができた。(下記参照)
  この学生も、東京外大教授陣の優秀さを指摘している。学生を「単位を与えるお客様」と考える私大(母校)と、「知識を授けて将来を開かせよう」とする東京外大。それくらいの差違があると感じていたから、この体験談は我が意を得たりだった。

 いま私の「母校」の偏差値を確かめてみたら、何と67.5とか書かれている。青山学院大は62.5、一方東京外大は60~65なのだそうだ。もちろん、受験科目数の違いがあるから、同じ土俵での比較は無意味。そうは言っても、私立大学偏差値の高騰は異様であり異常だ。国立大学は、その設立自体に社会的要請と意義があるのに対して、私立大学は安易な経営優先(もうけ主義)になりがちだ。例えば、国際教養学部なるものを新設したとしても、他学部との授業併用、非常勤講師の多用で当初からコスト削減を図っているケースが多い。OA入試や推薦であらかじめ受験生を囲っておいて、以前より募集人員が少なくなった一般入試で「難易度」を誇示する。そのようにかさ上げされた偏差値で受験生を勧誘し、お粗末な教育環境で社会に送り出すという現行システムに疑問を感じずにはいられない。東京外大に比べれば、私の「母校」などは羊頭狗肉の最たるものだ。もちろん、早慶も例外ではない。

 受験生に一言。この転入学生の体験談や、私の経験からしても、国立大学と私立大学は全くの別物。フェイク情報に惑わされず、しっかりと自分の進路を見極めてほしい。

 

第一志望落ちた。でも青山学院大学から東京外国語大学に編入できた。【大学受験】



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