エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

雪の峠道

2016-01-27 | 日々の生活

 

明日から天気が良くないようで、薄日の射した午後、スノーシューで里山を歩いた。

「森で遊ぼう」の昆虫ウオッチングで昨年8月に歩いた沓掛峠へ。

のぼり始めはガスがかかっていたが、じきに細かい雪が降り始めた。

山神社前にクルマを止め、約1時間の雪の林の中を楽しんだ。

  

金堀の滝の様子も見たかった。峠の雪道は積雪約5,60センチ、快適に歩くことが出来た。

  

買ったばかりのスノーシューにはテールが付いていたが、ときどき左右のテールがこすれて歩きにくいと感じた。

たしかに浮力が出るようで、新雪や荷物が重いときには有効かも知れない。

  

じきにスギ花粉   ウバユリ  フジの実  

普段見かける動物の足跡はほとんど見られなかった。

 

帰りは、何回か斜面を歩いて近道をした。静寂の中、しんしんと細かい雪が降り始め、そうそうに峠道を下った。

静寂、何も聞こえない。すべてが凍り付いている墨絵の世界。

目ににする動きは、小糠のようにように降る雪と、金堀の滝のきれいな水の流れ。

夏のあの歓喜に包まれた子どもたちの声が聞こえてきた。

雪が消えるまで、何度か雪の林を自由に歩いてみよう。