雪の降る前にと、数日前に市内のお歳暮回りをした。
先日遠くの知り合いには宅急便で贈ったが、残っていた少し遠い柳津へお邪魔した。
途中の花屋さんで Hideちゃん宅
彼岸、盆暮れには欠かさず叔父、従兄にお線香をあげにいく。
伯父、母の兄は享年79歳、師範学校同級生だった父と同じ年亡くなり、来年33回忌を迎える。
従兄は、他界して4年になる。
訪れる度に思うことは、もう一度ゆっくりお酒を酌み交わしたかったこと。
久々に奥さんと談笑し、お互いの健康を約束して辞した。
徒然草102段には、
「生は雑事の小節にさへられて、空しくく暮れなん。」
「吾が生既に蹉蛇たり、諸縁を法下すべき時なり。」とある。
最近、世間の約束事、習慣に心砕かずに生きてみたいと考えることがあった。
でも、仏壇の前でHideちゃんと語らうとき、心が妙に落ち着いた。
義理ではかたずけられない雑事、諸縁を思った。
帰路はいつものように、月見ヶ丘の温泉にゆっくり漬かった。
良寛像、歌碑の向こうに円蔵寺
坂本駅に差し掛かると14:00着、会津川口までの下り電車が滑り込んだ。 ここで一つの出会いがあった。
列車到着を迎えに来ていたお父さんとしばし立ち話、下車した息子は懐かしの会工生という。今日は終業式とのこと。
コロナ禍での特別な年末年始になりそうだが、心閑かに暮れ、お正月を過したい。 2020.12.18
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