今日夕方、TVで全日本剣道選手権を観戦した。11/3は何十年も忘れずに観戦していた。
部活動の剣道に打ち込み、青春を燃やしていた学生のころが懐かしい。
また、昔、明治時代まで先祖が剣道場を経営していたことや、曽祖父が伊勢の剣道大会で全国優勝したことなど、多少とも剣道と関わりが深かった。
緊迫する決勝までのいくつかの試合を観戦しながら、若いころを思い出した。
当時、部活の道場では、となりで柔道部、空手部も練習していた。空手のT.M君とは2年前に再会したが、現在環境技術の会社を経営していた。柔道のH.M君は卒業以来あっていないが、大学教授だ。いずれも年賀のやりとりだけだが、今、会ってみたいと思う。また、剣道部では、専攻は違ったが、忘れられない同級生N.K君やMI君など、先輩のT.UさんやK.Nさん、T.Tさんなどの顔が懐かしく浮かんできた。かつての友達はみんなどうしているだろうか。
会社勤めを辞め、教職に就いてから、また剣道に接する機会に恵まれた。若いころは、何校かで部活動の顧問をしながら剣道を楽しむことができた。K高校で女子剣道で県大会3位に入ったことや、新しく「守破離」の文字入りの手ぬぐいをつくったことなど、今はいい思い出だ。その後、部活の顧問を離れてからはほとんど竹刀を握っていない。
試合を観ながら、いろいろな思いが去来した。サッカー、野球もいいが、かつて剣道のすばらしさを知ったことをありがたいと思っている。
今、優しい手のひらを眺め、ひどかった竹刀ダコを思い出します。
また当時の、凍るような床の雑巾がけを思い出します。道場の床はささくれ立ったひどいところでした。
小生3段止まり、昇段審査の形も、小太刀を使うまでは出来ませんでした。
孫にやらせてやりたいと思っていますが・・・。