エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ヒマラヤシーダは雌雄異株では?

2014-11-21 | 自然観察

                                      シーダー・ローズ

 何度も抱いた疑問だが、ネットや図鑑を調べても「雌雄同株」とある。
 ヒマラヤシーダを見つけるたびに、花や実を観察してきた。

 球果  雄
                                                          拙ブログ: 「ヒマラヤシーダの球果 (2010-09-13)」より

 雌花の咲く木には、どうしても雌花ばかり、雄花の咲く木に雌花を見つけたことはなかった。いずれ専門家に聞いてみたいと思っていた。

 今日久しぶりにネットで「ヒマラヤシーダは雌雄異株では」と検索してみた。

 初めて「雌雄異株」との解説に触れることができた。
  生き物こぼれ話(その20)(http://takmi.ciao.jp/sub/animal/index20.html)とあり、
  著者名には(財団法人日本自然保護協会・自然観察指導員 小 原 芳 郎 記 )とあった。

 嬉しかった。何十年とこのことを知りたかったのだ。

  また、他のサイトを見ていると、雄花、雌花が一緒に写されている写真を見つけた。
  (参) http://blog.nyumonkouza.net/?p=1682
 実にこの写真が今まで欲しかったのだ。その解説には、やはり「 雌雄同株、雌雄異花。」とある。

 でもこの写真は本当だろうか。よーく見てみると、同じ枝ではなく、雌の球果を集めたところに別の雄花の枝をあしらったもののようだ。どうだろうか。

  さらに興味あるサイトを見つけた。
「びっくり、ヒマラヤスギは雄木から雌木に転換する!?」   http://akaazuki.blog.fc2.com/blog-entry-95.html
  説明には「ヒマラヤスギは、若い木はすべて雄木で、50年経つと雌木に転換するらしいです。

 つまり芽生えから50年までは、ヒマラヤスギは雄花だけを付け、50年以降は雌花だけを付けるということです。」とある。

 これまでの経験からうなずける話しだ。長い間の疑問が少しづつ分かってきたような気がする。

  そろそろシーダローズが落ちる季節。山形の今井記念館の館長さんを思いながら、今年も集めてみたいと思っている。

  以下は、これまで疑問を抱き続けた拙ブログ

 ○ ヒマラヤシーダの謎   2011-11-18 | 自然観察
     http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/db45f23f2f644523218608450a601216
  ○ ヒマラヤシーダの球果   2010-09-13 | 自然観察   
     http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/9b3c12b5b4baba11d67f95abbc7aa833
  ○ シーダー・ローズ     2010-04-12 | 文芸
     http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/fec27c8382617b11848d25dbd910a759
  ○ シーダーローズ(その2)2010-04-14 | 自然観察
     http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/62bdc6049cbec85cf4334f47642399ae


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4 コメント

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厳しい学問の世界 (山たろう)
2014-11-22 20:27:11
 私のような素人には驚くような鋭い観察と学問的な姿勢に感動しております。

 私などはヒマラヤスギが雌雄同株が定説になっているならなんの疑問も感じないでそれを信じてしまいます。しかしそれを鋭い観察でその定説に疑問をもたれついに雌雄異株であることを確かめることが出来た。すばらしいことだと思います。それが本当の学問的な研究の姿勢なんでしょうね。感動してしまいます。

 私などの、植物といえば、食べられるものと食べられないもの、美しいものと美しくないもの、人間にとって有用なものと有用でないものなどに2分類されてるよう世界とは全く違う厳しい学問の世界なんですね。

 それにヒマラヤシーダーは成長に従って雄木から雌木に変化するなど生物の神秘です。驚きました。

 学問や、研究って厳しいんですね。でもそれが楽しいんでしょうね。会津マッチャンさんてすばらしい方なんだと改めて思いました。
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Unknown (マッチャン)
2014-11-23 11:47:17
同株と言われても・・・、その証拠が欲しいのですが、長い間一度も、雄花、雌花が一緒の木に巡り会えませんでした。
たまたま、同じ疑問を持つ方や異株とのサイトに出会い嬉しくなりました。

帯状疱疹快方に向かってよかったですね。お大事に!
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Unknown (はな)
2017-11-26 22:47:21
今までで木の下に雌花ばかり落ちている回りにには松かさの破片すら落ちていないのが不思議でした!

50年までは雌花、それを越えると松かさがなるのですね!木の樹齢も分かりますます木を見るのが楽しくなります!

こちらのブログで疑問が解消されました(^^)
教えてくださりありがとうございます!
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はなさんへ (会津マッチャン)
2017-11-27 21:23:38
しばらく関心が遠のいていましたが、50年の学説は,私には未だ信じられません。
これからもときどき関心を持って観ていきたいと思っています。
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