久々の晴れ間に誘われ、塩川から磐梯方面へ里山巡り。
刈り取りの終えた田の畔を歩くと、べニシジミ、モンシロチョウ、キタキチョウが秋の日に舞っていた。
磐越西線の下り電車が通り過ぎた。
河東から塩川へ、流れは日橋川、猪苗代湖からの清らかな清流が流れている。
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、 かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」
日橋川は猪苗代湖戸ノ口を水源に、喜多方市塩川で大川(阿賀川)へ、さらに山都町付近で只見川が合流し阿賀野川となり日本海へと流れている。いつも、この流れを見つめ、しばし思いを巡らせるのが常だ。
【拙ブログ「やがて阿賀野川となり日本海へ」2008-05-20 | 街中散歩】
http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/9027e629972705960bf1ec1471aa26dc
磐梯町へ向かうころ、北西方向の空が一天にわかにかき曇り、高台から雨の境が見えた。
間もなく、本降りの雨となった。道の駅に車を止め雨宿り。2,30分ほどで、雨は小降りとなり、明るくなってきた。
売店入口に地元農家のきれいに色づいた「花なす」を求めた。
磐梯町から猪苗代方面へ通ったことのない山道を抜けると、何と十六橋のに出た。
途中の田の真ん中に大きな石が、いつか磐梯山の噴火で跳んできたきたものだろうか。
一時日も差したが、曇り空となり、トンボ池を覗いて帰路についた。
あまり収穫はなかったが、穏やかな秋を楽しんだ。途中、ヒメアカタテハの面白い行動を観た。普通タテハチョウの前脚は退化して目立たないが、盛んに白い短い前足で葉を掻いていた。味覚器官とも言われているが、はっきり観察したのは初めてだった。
帰宅して花なすを花瓶に生けた。花ナスは結構丈があり、重いので花瓶に水もいっぱい満たした。自作の花瓶は、青い呉須単色で絵付けした懐かしいものだ。
【拙ブログ「懐かしい花瓶に生ける」2009-03-16 | 文芸 】
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花ナスなるもの、ネットで調べると赤ナスのことらしい。
≪ 赤ナス≫
・ブラジル原産。
・秋に、名前のとおりの固い赤い実がなる。
実の色は白 → 黄 → オレンジ色 → 赤 と変化する。
・別名「花茄子」 「平茄子」「飾り茄子」
(2012.10.5)
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