【いつか楽しく作った 趣味の置物】
陶芸に興味を持ち始めたころ、益子の浜田庄司参考館や京都東山五条の河井寛次郎記念館を訪ねたりした。二人の作品は他にない独特の魅力にあふれるものだった。その後、柳宗悦の民芸運動に興味を持ち、日本民芸館へは何度も足を運んだ。
民芸運動の実践者であった柳宗悦は「美は用の現れ。用と美と結ばれるものが工芸」と述べた。私も、本質的に美術工芸品としての焼き物の魅力よりも、実用的な用の美を理解し、雑器に美しさを見いだしていた。
食事には器が欠かせない。ときどき自分の趣味で自作したお皿類を使って料理を食べる贅沢さを味わっている。
焼き物の魅力は形や釉薬が美しいこともあるが、食べ物とのマッチングではないだろうか。 例えば、気に入った磐梯山の絵皿にお刺身を盛る。食べ進むうちに秀峰が現れ、自画自賛だが一段と料理が美味しく感じられる。
会津にも歴史と伝統ある本郷焼がある。たまに、本郷の細い路地に散在する窯元を巡り歩き焼き物の楽しさを再確認している。
庭のあちこちに、昔作った置物を置いているが、鉢植え盆栽にもよく似合い、気に入っている。
【ネコの置物】
【カボチャの置物】
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