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正月飾りといえば、商店などでは門松を立てます。門松の竹は斜めに切ってありますが何故でしょう。
門松は、もともと徳川家康が浜松城に飾ったのが始まりとされています。江戸幕府が開か れると江戸城にも飾られるようになったのですが、当時は何の細工もしていない竹の束だったといわれています。
門松は、やがて武家屋敷などにも飾られるようになり、武家の間で大流行となったそうです。
これを見て、江戸の庶民が真似をしないわけがない。しかし、武士に遠慮して、笹を使うのが一般的だったようです。
そんな中、見栄を張ったのが医者でした。医者は武士に次いで身分が高いことを示そうと竹を使いました。しかし、同じように飾ったのでは武士に申し訳ない。というので、竹の頭を斜めに切ったのだそうです。
一説には、笹を使ったのでは、藪(やぶ)と間違われるので、竹を使ったともいわれているそうです。
やぶ‐いしゃ【藪医者】
診断・治療の下手な医者。藪薬師(やぶくすし)。やぶ。◆ 「野巫(やぶ)医」、すなわちまじないを用いる医者の意から出たという。
大辞泉
や‐ぶ【野巫】-日本国語大辞典
〔名〕呪術で治療を行なったいなかの巫医(ふい)。一つの呪術にしか通じていない者のこと。寡聞で学行の劣っている禅の修行者をたとえてもいう。
ところが、世の中面白いもので、この斜めに切った門松のほうが見栄えが良いということで、現在まで受け継がれているのです。
藪医者の見栄が、竹を斜めに切ったことなどを考えれば、水平に切った竹が本筋なのですが・・・。皆さんどれだけ見栄っ張りなのでしょうか・・・。
したっけ。