都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「湯を沸かすだって。水を沸かしたものを湯と言うんだ。湯を沸かしたら、水蒸気になってなくなってしまうわ。」
それはそうです。あなたのおっしゃることがいちいち正解です。
ゆ【湯】
水を沸かしたもの。万葉集16「鐺子サシナヘに―沸かせ子ども」
湯を沸かして水にする
折角の骨折りをむだにすることのたとえ。「湯を沸かして水に入れる」とも。
広辞苑
広辞苑にも湯は「水を沸かしたもの」と載っています。
「ご飯を炊く」という日本語は間違っている。炊いた結果が「ご飯」になるのであって、炊く前の状態は「米」だ。従って、ここは「米を炊く」と表現するのが正しい。
「クッキーを焼く」という日本語は間違っている。焼いた結果が「クッキー」になるのであって、焼く前の状態は「生地」だ。従って、ここは「クッキーの生地を焼く」と表現するのが正しい。
「家を建てる」という日本語は間違っている。建てた結果が「家」になるのであって、建てる前の状態は「建材」だ。従って、ここは「家の建材を建てる」と表現するのが正しい。
「ストーブを燃やす」という日本語は間違っている。ストーブを燃やしたら火事になる。燃料を燃やすのだから、「薪(まき)や灯油を燃やすと表現するのが正しい。
実は、この「お湯を沸かす」が間違いだという話は、江戸時代の滑稽本「東海道中膝栗毛」の中に登場します。
風呂に入るために湯を沸かすという発言に対して、「湯を沸かしたら熱くて入れない。水を沸かして湯にしてくれ」と答える、といった内容です。
勿論これは、洒落です。受けを狙っての会話です。「そうだ。その通りだ。」などといっては、大人気ないというもの。
日本語の中には、間違いが大手を振ってまかり通る、言葉の常識があるのです。
今日(1月16日)は「薮入りです」実家に帰って、ゆっくりお風呂に入ってはいかがですか。
「薮入りってなんだ?」とおっしゃる方は下記をご参照ください。
したっけ。