都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
美しい声で鳴くカナリアの原産地は、アフリカ北西部の大西洋上に浮かぶ「カナリア諸島」です。
カナリアと言う名前の由来は、この「カナリア諸島」なのです。さらにルーツを遡ると、もともとカナリアとは「犬」という意味だったのです。
15世紀初め、この諸島には、犬のような顔を持った人間が住んでいるという伝説があったそうです。そして、スペイン人が上陸したときに、犬の鳴き声が聞こえてきたそうです。それを聞いて、彼らは伝説を事実だと思い込んだのです。
そこで、この島をスペイン人は「Islas Canarias(イスラス・カナリアス)」と名付けたのです。この「イスラス・カナリアス」という名前は、ラテン語名「Insula Canaria(インスラ・カナリア)」で「犬の島」という意味だったのです。
他にも、古代ローマの学者大プリニウスが、島に多くの野犬がうろついていることを最初に伝えたことによるとする説もあります。
また、かつて生息していたアザラシ(ラテン語で「海の犬」と呼ばれる)に由来するとする説もあります。
いずれも、「犬」が係わっています。
この島で、鳥の「カナリア」が発見されるのはずっと後のことなのです。
16世紀にスペイン人がカナリア諸島から持ち帰って飼育したのが最初といわれています。当時スペインの上流社会にカナリアの飼育が流行し、イタリア商人がこれに目をつけ、カナリア飼育熱はヨーロッパ一円に広がったそうです。
ドイツで品種改良が進められ、鳴き声の良いローラーカナリア(Roller Canary)がつくられ、イギリス、フランス、ベルギーでは姿の改良が行われ、イギリスのスタイルカナリア、オランダの巻き毛カナリアなど、さまざまな品種がつくられましたのです。
アメリカではレッドカナリアがつくられ、日本には18世紀後半、長崎に入ったといわれています。
したっけ。