都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
上司が口にしがちな紋切り型のセリフ。それは言葉の意味とは異なるメッセージを伝えようとしている場合が多いのです。うっかり真に受けて失敗しないように上司用語リテラシー(literacy)を身につけておきましょう。
これは様々な場合に応用できます。
【1】後で見ておいてくれ <ホンネ> 「すぐに資料を見て行動しろ」という意味 「後で」がつくのは、どうしても緊急を要する仕事があるならそちらを優先してもいいよ、という程度にすぎない。「手の空いたときにやっておいてくれ」と言われた場合も同様だ。従って、本当に後からやっていたらマズイことになる。すぐに着手できないときは、渡された資料をサッと見て要点を把握したことを上司に知らせつつ、「○○が終わったら直ちにかかります」と伝えておこう。
【2】悪いようにはしないから <ホンネ> 「とにかくオレの言うことを聞け」という意味 ここは任せろと上司が出てきた状態なので、部下であるあなたは黙って身を引こう。もはや上司、あるいはもっと上が対処する事態になっているのだ。実は上司も、あなたをどうするかまだ何も考えていなかったりするが、悪いようにはしないというのだから、よくはならなくてもヨコ異動くらいで済む。見捨てた部下には使わない言い回しなので、こう言ってもらえるだけマシだ。
【3】キミのためを思って言うんだが <ホンネ> 「オレにとばっちりが来たら困るじゃないか!」という意味 あなたが社内外で軋轢を生みそうな正論を吐いたときなどに、上司がたしなめるように使う。キミのためとか言いながら、実はその10倍くらいは上司自身のためである。あなたのほうに、さらに言い分がありそうだなと上司が察知した場合、先回りしてこのフレーズを口にすることで、それ以上の発言を封じる狙いもある。
【4】○○さんがキミを欲しがっている <ホンネ> 「引き取り先を見つけたから、ようやくオマエをこの部署から追い出せる」という意味 上司からこう言われて、「そうか、○○さんは僕の努力を見ていてくれたんだな」などと感激したあなたは甘すぎる! 異動先の○○さんはなんらかのバーターで渋々ながら受け入れたか、あるいはあなたの上司にダマされているだけなのだ。 とはいえ、いまさら残留工作をしても幸せにはならない。ここは腹をくくり新天地に活路を見いだそう。
【5】これは経営判断だ <ホンネ> 「これ以上、オレに何を言ってもムダだよ」という意味 無謀な会社の方針に対して、あなたはきっちり筋道を立てて反論する。なのに、上司はかたくなに方針を変えようとしない。なんてバカな上司だと思いながら、なおも反論するあなた。実は、上司もこれはバカな方針だとわかっているのだ。だからあなたを説得する材料がなく、困った挙句出てくるのがこの言葉。上司自身もさらに上からバカな指示を受けているのである。
【6】これは聞き流してくれていいんだが <ホンネ> 「今からとても大事な話をするぞ」という意味 バリエーションとして「ちょっと雑談していいかな」というのもあるが、もちろん雑談ではない。わざわざこういう前置きをするときは、まだオフィシャルになっていない重要な話と思って間違いない。こういう情報を流すとき、上司はあなたになんらかの役割を求めているはず。本当に聞き流していると、ビッグプロジェクトに乗り遅れるぞ。
【7】何かあったら言ってくれ <ホンネ> 「この話はこれ以上しないでくれ」という意味 その事案は、もう上司の中でケリがついたのだ。講演の終わりに司会者が「ほかに何かございますか」というとき、ほかに何か出てきてほしいのではなく、講演を終わりたい意味なのと同じ。ただし、形だけでもこのようにフォローする姿勢を見せる上司は、責任回避ばかりの上司よりマシともいえる。
【8】キミ、ゴルフやるの? <ホンネ>「行き帰りの運転手は頼むよ」という意味 「はい」と答えるときは相当の覚悟をもって臨まないといけない。それ以降は、取引先とのコンペなどであなたも必ずメンバー入り。特に上司があなたの家の近くに住んでいる場合は、休日を潰して早朝からの運転手が半永久的に続くのだ。そのリスクを回避するには、「腰が悪くて……」などと言うしかない。
【9】上がどう言うかなぁ…… <ホンネ>「こんな企画、通るわけないだろ!」という意味 一定の期待感を持たせる言葉ヅラとは裏腹に、可能性はゼロである。上司は提案を否定する決断を自らの責任にせず、曖昧な形でさらに上のせいにしようとしているだけだ。もはや、この上司があなたの代わりに体を張って提案を通してくれることなど考えられない。さっさと別の仕事に取りかかろう。 |
ちなみに、私はここに上げた言葉は仕事場で使ったことはありません。
本音と建前を使い分けるほど器用ではありませんでした。ですから、上にも同じで嫌われた時期もありました。
自分の思っていることを伝えるのに、上も下もないと思うのです。間違って伝わって失敗するよりいいと思っていました。
私は、上にへつらう人間と下に威張る人間が大嫌いです。今は上下関係には関係ない生活なので気楽に暮らしています。
これは、選挙でも同じです。建前論ばかりで本音は言いません。過去の政治活動をよく思いだして、投票しないと大変なことになります。
したっけ。
ポケットイヤークリーナー デオクロス i-ears | |
クリエーター情報なし | |
マリーヌ |