年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

 米騒動と公設市場

2006年09月28日 | 築地市場にて
公設市場は、第1次世界大戦後の生活物資の高騰により、応急策として東京、大阪を始め全国各地で日用品廉売所を官民合同で開設したのが始まりだった。この公設市場は後に中央卸売市場制度の発足の基となった。
米騒動―公設市場—中央市場と歴史は動いたが日本橋魚河岸と京橋大根河岸から移転して今の築地中央卸売市場となるには関東大震災という自然災害によって移転が促進された。
 今度平成24年に移転が予定されている豊洲市場は何によって、移転が促進されるのだろうか。すでに戦後、築地市場は大田市場移転案(今の野鳥公園あたり)、建替え案(汐留に仮市場を作り建替え・営業しつつ建替え)等があった。すでに移転計画の歴史は20年をゆうに超えている。明治政府が明治22年の内務省「市区改正条例」により東京の都市計画を作成した。日本橋等の市場を昭和10年なってやっと動かしたのに50年の年月がかかっている。フランスのパリの市場でも、アメリカのニューヨークの市場でも計画が作られてから移転の実現には50年の年月がかかっていると言う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする