年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

べったら市 大正3年

2006年09月16日 | べったら市
大正3年10月20日都新聞
べったら市
江戸時代からの年中行事のべったら市がある。今年も押し詰まって来た。昨日の小伝馬町通りは只ならぬ賑わいで人の足も踏み込めぬ中を例によって「安くて美味いのーー」と喚きたててイナセナ声々、大きいのが10銭位、並で5~6銭という浅漬が飛ぶように売れる。それでも商人言わせれば余程景気が悪いとこぼしていた。大伝馬町の恵比寿神もごったがえす参詣人の秋の衣に似ぬ蒸し暑さを言いながら押し返していた。

大正3年のべったら市は暑かったらしい。
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