年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

朝日新聞が築地に来る前

2006年11月05日 | 築地市場にて
1980年(昭和55年)11月 東京本社が千代田区有楽町から中央区築地(築地市場正門前)に移転してきた。
築地市場の食堂は“安い・早い・美味い”だったと言われる・吉野家のキャッチフレーズみたいだった。築地市場の労働者の食堂の定食の値段は昭和45年頃130円だった。オイルショック前の値段。朝日新聞が来ると世間並みの値段となり、今では観光地の一見相手の客を相手にする食堂と同じレベルになりつつある。市場で働く人の給料でより“安い・早い・美味い”食事を求めていて口がうるさい人が揃っていて進化していたのに高給に任せて市場を侵食した。市場の食堂は堕落した。
築地4丁目の晴海通りの交差点から新大橋通りの浜離宮の交差点までタクシーは乗客を降ろすためにしか来なかった。特に買出し人が帰る時間はひどかった。タクシーの運転手さんに聞くと魚河岸の乗客の品物を積むと魚の臭いが何時までも残り始末に困るので築地市場の手前で曲がるという。
しかし、朝日新聞が来るとタクシー乗降所ができ乗車拒否出来なくなった。

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