年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

早明浦ダム

2009年08月25日 | 築地市場にて
早明浦ダム
例年のように四国に水不足があって、兵庫県北部に被害を与えたときの雨で再び満水となった。
たとえが悪いが漬物は野菜の価格の乱高下を抑える役目を果たしている。しかしこのことがあまり知られてない。
 今年の野菜が天候不順のため価格が高騰し、本来ならば市場に出荷できない野菜が農林水産省の指導で規格外野菜も加工に回らず消えた。たぶん漬け込み量が減るだろう。このような時の補助金が漬物業界にはこないので産地とのトラブルが生じ、来年度は海外に原料を求めるようになる。これが自給率40%になった原因の一つである。
農産物は価格が高騰しているときは増産すればよいだけで、問題は品質が良い時でも価格が安い時が政治問題となる。
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