年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

鶯亭金升日記から

2009年10月08日 | 福神漬
鶯亭金升日記 
明治22年8月8日
午前花香恭次郎死去されたと報があった。コレラに罹った。驚愕した。花香は幕府旗本戸田伊豆守氏栄の末男 (昌言父は3男・恭次郎は5男)花香功一郎茶法(恭法の誤り)の嗣子(あととり)となる。安政3年(1956)6月8日江戸に生まれる。(ぺルリ浦賀来航1853)
幼き頃より大志があった。政党に入って社会に奔走する。かつて福島事件につき世の評判高く、その名を知らざるものなし。ふと病に罹って8月7日午後5時卒す。享年35歳・嗚呼悲しいかな。余にはただ一人の叔父なり。

花香恭次郎の葬儀に福島事件関係者・植木枝盛・自由民権主義者等が参列していたので團團珍聞の鶯亭と知り合ったと思われる。また花香恭次郎の生き方にかなり影響を受け、鶯亭金升がこの死から政治の世界から離れていった気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする