年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

今読んだ本/食品偽装の歴史

2009年10月17日 | 築地市場にて
食品偽装の歴史 ビー・ウィルソン著/高儀 進 訳
早朝、NHKワルードのニュースを見ていたら、香港で隣のシンセン市から不法に販売許可の登録のない野菜が香港に入っているという。香港には中国の登録した生産者の農産物が入ることになっているが登録証が不正売買か貸与されていて必ずしも安全でない青果物が香港に入っているという。税関も忙しくほとんどチェックされていないという。経済発展で中国の環境は汚染されていて、農薬が不使用であっても土壌、水・空気等の汚染は栽培履歴には記載されないのでいずれ問題となるだろう。日本の水俣病は毎日自分で獲った魚を食べていた人が発病した。同じ産地の食や水を食べ続けることしか出来ない産地の人から発病する。
 明治日本の食品規制は着色料のアニリンから始まった。化学工業の発達した欧米から繊維に用いる着色料をその毒性など知らないで食品に使用したことから始まる。まさか食品に使用しないだろうの歴史である。

図書館の借用機関が過ぎたので返したがイマイチ化学用語が分からず。再度借りることにする。
コメント
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