年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

つまみ食い

2015年01月17日 | 宅老のグチ

 

食の報道で実際の経験の少ない記者たちによって記事が書かれているのではないかと思うことが多い。関税の引き下げ交渉で大騒ぎしているがコメでもすき間を狙った輸入があることを知られている。安い餅もトウモロコシの粉を混ぜた餅があった。内外価格差が大きいとき、すき間狙いの工夫が始まる。

 昔といっても10数年前、海外のショウガが高騰し、安い弁当等に使用していたものが赤く着色した大根でショウガもどきの漬物が流通したことがあった。結局味の関係とみすぼらしさで本来のショウガを入れる目的が再考され、まもなくイミテ-ション紅ショウガが消えた。今回の値上げでどんな変化があるのだろうか。食品業者の工夫と失敗は消えてしまったものについて語られることは少ない。年寄りの記憶に残るのみである。

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