年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

神谷町に漬物屋があった頃。

2015年10月10日 | 築地市場にて

 

都心ともいえる日比谷線神谷町駅前に漬物屋があった。主に高級レストラン向けの食材を扱っていた。この付近を基盤とする不動産業者により、地上げされ今では別の場所で営業している。

 その神谷町での40年ほど前の話だが店内でヤマゴボウ(もりあざみ)を愛知県の八丁味噌で丁寧に漬け込んでいた。いまもその当時も手間のかかるものが敬遠されていたときだった。今は聞くところにでは国産原料を使って八町味噌で漬け込んでいるのはほとんど見当たらない。丁寧なつくりをしていた漬物は塩分を減らす工夫で消えていった。今日本で塩分の強い昔ながらの漬物は何処に生き残っているのだろうか。

コメント
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