明治の10年代中ごろから、明治政府と三菱との対立が深まり、猛烈な運賃値下げ競争があった。このことの文献は数多いが過当競争で海運運賃が下がり、安価な経費で遠隔地から日本各地に物資が運ばれた。このことで運賃値下げ競争が終わっても、物資の流通の改革を促進させた。明治5年の鉄道開業によって、鉄道業が利益の出る事業ということが認識され日本各地に鉄道計画が出来た。鉄道の普及で人の往来が活発となり、ついで海運、水運から鉄道に物資の輸送が変化してくることになる。
この影響が現れてくるのが中心都市から地方都市に徐々に現れてくることになる。埼玉県川越市立博物館で『新河岸川水運』の歴史も鉄道の普及で江戸時代からの水運の歴史が終わったことを展示してある。
中国の為替変動はこれからどのように変化するのだろうか。通関時間が短くなると隣の国の物がすぐに手に入る。