今年NHKで放送されていた福神漬関連のことで検証作業を行っている。明治35年頃、小林一三が日本郵船の船で外国に行ったとき、カレ-ライスに福神漬が付いていて気に入ったという。
小林一三の経歴で明治35年頃は海外へ行く余裕のない時期でおかしいなと思った。小林一三全集第4巻解説で昭和10年頃、インド洋の船中でライスカレ-を食べ、『阪急の食堂でもこれくらいのものが出来ないのか、ひとつこのコックさんに頼んで研究してみないか』と随行者に命じたという話は有名である。
伝言ゲ-ムというのがある。最初の話が伝わるに従い内容が変わる。NHKで明治35年の小林一三の福神漬伝説となったようだ。