だんだん文字の世界が話し言葉で検索できるようになると、日本語の同音の言葉で知らない言葉が出てくる。明治の言論弾圧の時代はさまざまな工夫をして弾圧を避けようとしていた。時には政府が先を読みすぎて弾圧した例もあるようだ。有名なのは豊臣家を戦争に導いた京都の鐘の銘文がある。どう見ても徳川の言いがかりとしか思えない。
『漢字廃止の思想史』という本を読み始めた。パソコンの進歩で過去の論争が忘れる時代で貴重な日本語の歴史かもしれない。今議論していることも通訳などは要らない時代になるかも知れない。ただ過去の文献を読むには変化が激しくつらい時代になったかもしれない。
戯作者梅亭金鵞が福神漬を命名したときは何も考えないで命名したとは思えない。