去痰剤
ようやくナタ豆の漢方薬としての効果が文献に出てきた。本草辞典 清水藤太郎著戦前発行された本である。刃豆をTOODU/トウズ たてわきの種子、一名白刃豆、去痰剤とする。
去痰とはのどに詰まった痰を除くことを意味すると思われる。
最近のナタ豆の薬効は口臭除去らしいが明治期以前の文献には出てこないので本当に本草の意味する薬効があるかを疑問に思っていたが本草辞典で薬効が見つかった。
幕末の出版である武江産物誌でなた豆は江東地域で広く栽培されていると記述があったが痰を取る効果があったならば広く栽培されても不思議ではない。