年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

海外に漬物を輸出することに

2018年10月28日 | 宅老のグチ

長い間海外に漬物を輸出することに付き合ったが時代の変化でなかなか採算のとれない仕事となってしまった。寿司関連の漬物も量の拡大と外国(タイ・中国)の製品の品質向上と為替の円高。日本での加工賃の上昇でいつの間にか日本からの輸出が消えた。特に1ドルが100円以下になっては価格差を埋めることは出来なかった。紅生姜用のショウガを寿司用のガリ生姜と見分けのつかない人が増えた。紅ショウガは焼きそばなどの付けるガリで繊維が多くガリ用より原料価格は安い。

賞味期限制度が始まり、海外でも賞味期限を気にする人が増え、ヨ-ロッパなどは輸送とコンテナへの積み込みと通関時間などから日本から二ヶ月ほどとなる。多くの漬物の賞味期限が100日前後なので現地の在庫を考えると販売期間は一月ほどしかない。日本での賞味期限の意味合いと海外の賞味期限・品質保証期間とかの解釈の差でヤット維持しているようだ。

今は海外にラ-メン店などの拡大で業務用の漬物がヤット採算のとれる仕事のようだ。

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