20年以上、漬物関係の文献を収集していて、クリアファイルに入れたのが50冊近くある。収集順に入れてあって、記憶の薄れで重複収集もあるし、今となっては不要な資料もある。その代表は築地市場移転問題の資料だろう。捨てつつ過去の経緯が順序不順で出てくる。今は豊洲移転時期が解かっているので過去の思惑がいかにおかしかったことが解かる。初めの頃は築地も勢いがあって、仲卸の鑑札の権利が高く、豊洲移転の利権と言っていたライタ―があったが今となっては不良利権と思っても不思議ではない。コロナでホテルとか高級料亭が不振でス-パ-向けの安い食材しか売れない。目利きが不要で量販店の力が強く、うまみが消える。もう今となっては完全な誤報だろう。様々な築地の良い所が入り口の一般客の入場をためらわす、警備員過剰配置で場内は静かすぎる。築地であったタ―レ-の事故も減った気がする。
ファイルの整理は始まったばかりで不要なものが、何の目的で集めたか今となっては判らない。東京大学に田中芳男博士の明治期コレクション保存されていて、中身は雑多で今後は明治のドラマ制作時に時代考証の必需品となるだろう。