体のエネルギ-の素になる食べ物が甘味のあるもので、疲れたときは一粒のアメでも癒される。
江戸時代の初めまで日本では食料は自給自足が基本で、食の文献でも今から思うとわずかな甘みある食物の記録が残っている。甘味を欲する身体の反応で日本歴史で戦国時代から江戸時代に入って中国経由の甘味と南蛮貿易による別種の甘味が日本に入ってきた。
シュガーロード 明坂英二著
砂糖が出島にやってきた
多くの植物学者の研究の変遷から、砂糖を植物から取り出した歴史は今ではニュ-ギニア産から始まるようだ。今日の砂糖産業を支えている品種はマレ―シア原住民が栽培しているものをオランダ人が改良したのが基礎となっているようだ。インドで砂糖が東方から伝わり西洋に伝わり、さらにイギリスとの交易から、紅茶貿易、さらにキュ-バに疫病で人口が絶滅状態になった時、砂糖労働者としてアフリカから灼熱でも働けると思われた黒人労働者をだましてサトウキビ労働者とした。キュ-バ国定教科書から原住民をほぼ絶滅させた病気は麻疹(はしか)のようだ。同様な事例はハワイ島であって、日本人がハワイ移民したのは明治の初年で、出稼ぎ労働者であった。世界史の中で、病気の蔓延で人口が激減した歴史は数多く、多くは交易の拡大で病気が蔓延し世界史が変わった例もある。中世を終わらしたペストがその一例となる。コロナは人の移動を制限した。どう歴史は変わるのだろうか。
6次感染拡大の勢いは止まらないが外国では7次のコロナ変種が出てきている。どこまで続くのだろうか。歴史では大体2年ちょっとで終わり、再度別の地域から広まりの繰り返しとなっている。