年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

サクラの塩漬

2011年03月03日 | 築地市場にて
結婚式の時に待合室で桜茶が出されます。香煎の一種で塩茶です。漬物用サクラは八重桜の一種です。随分作付が減りましたが神奈川県の名産です。今年は統一地方選挙がおこなわれるので生産量が減りそうです。都会では選挙は割と静かですが地方では村落の競争が激しく、選挙によって人手が取られ結果として不作となります。
農産物は第一に影響を受けるのが気候天候の変動ですが人間社会の複雑な要素が第二の影響です。しかしこのことは漬物のように記述の少ない食品は気が付いた時、どの様なことで変化したか解からなくなってしまったことが多い。
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天下の台所

2011年03月02日 | 築地市場にて
大阪の漬物業者の記念式典の見出しが「天下の台所」となっていた。大阪中央卸売市場の開設は東京より早かった。また「食い倒れ」の町でもあったので漬物業界は昔から大阪を天下の台所としていた。そんな訳で昔は大阪市場内の漬物業者の数は東京よりはるかに多く勢いがあった。大阪市場野田本場が建て替えとなり3階に漬物業者の拠点を移動するとみるみる凋落し、今では東京市場より低落した感じがする。この原因は大阪市場特有の問題があった。大阪は東京より公設市場の勢いがあったので市場の買い付けが多いので漬物も良く売れていた。しかしスーパーの台頭で公設市場が不振となったので市場の勢いも消えた。第二に東京の人達より漬物の個人消費量が多かった。これも洋風化の流れで消費が減った。第3に市場の使用料が上がり、店舗を自由に拡大縮小する事が出来ず市場から撤退が増えた。野田市場の外の方が賃料が安い。今では買い回りの商人も3階まではあまり来ないという。市場附属商のシャタ―街化である。
 東京都が首都圏3300万人のための豊洲と言っているが都民は1300万人しかいないので豊洲が計画のようになれば周辺市場がかなり打撃を受けるだろう。
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情報機器の進歩で

2011年03月01日 | 築地市場にて
入試問題の漏洩が世間を騒がしているが機器の精度と小型化が進んで続々と同じような漏洩問題が生じるだろう。この様な情報機器を使いこなす力は若い人たちから始まる。
 最も情報機器の活用から引き離されている築地はどうなるのだろうか。こんなことを考えていたところ、ある振込をするためコンビニに行った。コンビニの決済は手数料が安くまた早い。ところが前回と違って、レジスターのデイスプレイの表示された承認を押すように指示された。これはなんだと聞くとアルバイトの人の不正を防ぐ仕組みという。どの様な不正があったか知らないが機器の進歩に不正防止措置は遅れる。
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