沖縄物産志-附・清国輸出日本水産図説 河原田盛美著
大日本水産会と福神漬の関係が何処から来ているのかは前から気にしていたが具体的な資料が見つからずであった。再度資料調査を始めると河原田盛美の著書が最近出版された。明治期水産翁と呼ばれていたようだ。
日暮里にある浄光寺の福神漬顕彰碑の揮毫者も大日本水産会の創立者であった。この河原田の本のあとがきで彼は水産業振興と輸出産物創製を考えていたようだ。開国したばかりの日本は人材が不足していて新政府と戦った南会津の河原田を政府の水産関係の役人として雇用して沖縄に派遣した。