『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

公演後記

2009年05月11日 | Weblog
今回の役は、演出的に
『訳ありの過去、スネに傷があるウダウダと煮え切らない男』で
前回のようにあまり動きを大きくしないという制約の中で
役作りをしなくてはならず、大変でした。
それが、僕の芝居に蔓延してしまい、逆にラストシーンではシャキっとした
演技がなかなか出来ず、稽古最終日に堀米先生に特訓して頂いた。
結局、最終回まで細かい修正をしながら、何とか及第点を頂いたのでした。

逆に一幕と二幕に一回ずつあった、義姉と二人きりのシーンは、
演出から殆ど注文が無く、稽古でも殆どやり直しする事がありませんでした。
そんな訳で、我劇団のエース的な存在、原浩子さんと帰りがけに二人で
デイトと称してコーヒーを飲みながら、あれやこれや相談したりして、
最終的にはお互いの感性をぶつけて作り上げたものです。
それだけに、出来の良し悪しはともかく、あのシーンの芝居は凄く楽しかったです。

その、あわや・・・のシーンは、後から出てくる旦那さん役の人が
台詞で芝居の流れを読めない不器用な人なので、あわや・・・の所で
出てくるのが早すぎたり、遅すぎたり・・・ 最終回は、1秒くらい早かったかな。
だから、僕らが考えていた通りの芝居は結局出来なかった。
そんな事情も手伝って、あのシーンは細かい決め事をしても無駄なので
その時の感覚でやってきました。それだけに
『なかなか出てこなかったら、本当にキスしちゃうからね・・・・』
って姉さんには言ってありました。(笑)
まぁ、そう言うことも計算に入れて芝居しなければいけないのが、素人劇団なのでしょうが、
観に来て頂いたお客さんからは、
『絶妙の芝居でハラハラした、相当練習したのでしょうね?』
と好評を頂きました。嬉しかったなぁ・・・・

しかし芝居をやってみて判ったのは、僕自身に『ウダウダ煮え切らない』部分が
あるということに気がついたことですかね?
その辺りを座長は見抜いていて、今回の役どころを決めたようです。

役作りが一番上手いのは、義姉役の原さんでしょうね。若手達も上手かな?
男性陣は、座長以外はダンディな大野さんでさえ、あまり器用な人じゃない。
俳優業の今井さんですら、今回は本業の芝居と重なってしまい、
今回の芝居では役作りに苦労されていました。
若手のY君は、まだ男の色気が足りない。これから色々経験して、吸収して欲しいですね。

僕は他人の事を言う前に、まずはもっと自分がうまくならなくちゃ。
ただ、今回の役作りに関しては、そこそこ危ない男、ウダウダの雰囲気を出せた気がします。

明日は、台詞のトラブルについてお話しましょう。
コメント
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