『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

また、がんばれ!

2013年02月25日 | Weblog
今日はインターンシップの学生の担当教官を会社に招いて、
この半年間の体験実習の締め括りとなる報告会。

約1時間。
半年間、自分で調べ考えたことを纏めて、設計と言う作業をして
今回は間に合わなかったが、来月にはその設計したものを試作する。
僕が立てた計画通り行かなかったのはちょっと悔しいが、
焦って、じっくりやらないといけないところを端折るのは、
彼の今後につながらないのと、試作とはいえ上手く行く見込みが
全くないものを、闇雲に作っても意味が無い。
そんな訳で、日程が計画より1か月ほど遅れてしまったのは良しとした。

今回、学生さんを預かって思ったのは、自分は人を育てるのが好きなんだなぁ・・・
と言う事に気がついたこと。
僕自身、誰かに教わって育てられたかと言うとそうではない。
それでも、判らないことを相談する先輩が居たのは事実。

一番嫌だったのは、専門的な知識を伝承しないで『俺が一番』と胡坐をかいて居た元上司。
僕にすれば、自分が第一人者だと言う立場を守るための「保身」にしか見えなかった。
そんな経験があったから、自分は自分の知識を温存することなく
どんどん若手にやらせて、経験して貰うようにしてきた。
その中で、僕が知らない事も出て来るかも知れないからね。

その結果、本社に居た頃の部下は、今や一人で何でも出来るようになったし
今の部署に来て預かった若手も、やっと自信を持って自分の意見を言うようになってきた。
その他にも、女性にCADやシミュレーションのソフトウェアの使い方を勉強して貰って、
僕が他のことをやっている間に、シミュレーションの結果を出して貰うまでになった。
実際、そういった作業は若い人の方が早いですからね。

今、2番目の弟子になれそうかな?・・・と思って居る若手社員も、
以前の日記に書いた通り、根性無しとか、色々ひ弱な部分を批判してきたのだが、
最近は少しずつ、自分の考えをきちんと言えるようになってきた。
それは自信がついてきたという証。
ここまで来るのに大変だったけれど、やっぱり育ってくれているのが見えてくると
僕の方も何だか嬉しくなる。

最近、体罰問題で世間は揺れ動いて居るけれど、当の本人にしたら
案外、普通の事として捉えている部分もあるはず。

今回の学生さんに対しても、最初はきついことをバンバン言ったけれど
彼に御褒美がてら行かせた、出張の報告書に
『学生と技術者からみた視点は全く違うと感じた・・・・(中略)
・・・・様々な視点から考える力が養われたと思っている.』
と書かれて居たのも嬉しかったな。

人を育てるのは、子供を育てるのと同じだな・・・とつくずく思う。
どれだけその人に、愛情を注ぐか?
それをどれだけ受け止めてくれるか?なのかも知れない・・・。
コメント
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