今日はサッカーの試合が有って、メンバー不足だったので
稽古の前に試合をやって、急いで参加する予定だった。
ところが帰宅して出かけようとした矢先に、先だって問題になった、
裏の家の話で近所が集まって、僕が事の詳細を説明する羽目になった。
そんな訳で、遅れることをメールして、近所の人が集まるの待って、
通路にされそうな場所を塞いだり、なんだかんだやっているうちに
稽古に参加したのは4時過ぎになってしまった。
稽古場に到着した時には、既に2幕の終盤。
座長に『すみません』と謝って、残りの場面での出番待ち。
今日も相手役が欠席なので、座長も諦め顔。
昨日も通し稽古なのに、僕のシーンは2か所カットされちゃった。
やってきた出番も、僕のNG3連発。
実は昨日も2ページくらい台詞を飛ばしてしまい、やり直し。
皆に土下座して謝った。
僕にまだまだ油断や慢心が有るんでしょうね。
そんな中、僕が居ない間に僕の事を座長が褒めていたと言う。
何でも『ベタな芝居』についてだそうだ。
『ベタな芝居』とは、大げさな芝居の事だと僕は思っている。
普段の生活で普通にやっていることを、大げさにやる事で
見ているお客さんに解りやすくする…そう捉えてます。
褒められたのは嬉しいですが、実はその内容が気になる。
座長が『ベタな芝居』をやっているのは僕だと言っているのか?
『ベタな芝居』をやって良いのは僕だけなのか?
後者の場合は『ベタな芝居』の意味も変わってきますからね。
その場合は、間抜けなオヤジの芝居を『素でやっている』
と言う意味かも知れません(泣)
いずれにせよ座長の意に反していない事だけは確かです。
そうでなければ褒めるなんて事は無いでしょうからね。
でも、そんな事で『これで良いのだ』とか『俺は出来ている』
なんて思ったら、それで進歩が止まっちゃいます。
『出来ない自分』を楽しみながら、稽古に励みたいですね。