昨日は祖師ヶ谷大蔵で夕方5時まで、振付の稽古。
ぞの後、6時半から上北沢まで移動して、石崎先生による特訓。
今回の芝居の中心にいる、僕と女性二人の3人だけの台詞の練習。
というより、芝居をする時の心の置き方を説かれた。
そして圧巻は女性二人の芝居を演じて見せる、石崎先生の『石崎劇場』。
僕と絡むシーンも、女性の役を先生がやると全然変わった芝居になる。
石崎先生の指導は、凄く刺激になる。
現在の劇団は、高齢の座長の負担を軽くするため、基本的なところは
振付の河岡先生と、歌唱指導と演出助手を担う石崎先生のお二人によって、
演出と指導をして頂き、座長がそれを確認する形で稽古が進んでいる。
このお二人は、僕から見ると真逆の指導法。
河岡先生は自身がミュージカル俳優であった事もあって、
コミカルで、さらにドラマチックな演出が多い。
先生の言った通り、演技をしないと
『そんなことやれって言ったっけ?』
と言われて、意外と緊張しながら稽古をしてい居る感じ。
でも、プロの世界では演出通りというのは当たり前の事なんですよね。
対して石崎先生は、河岡先生とほぼ同じように指導する。
違うのは、こうやれ・・・と言わず、
『私ならこうするけど、あとは自分で考えてやってみて』
と、最終的には役者である我々にボールを投げて来る。
これは前日同様に、どんな気持ちで芝居を作ろうとしているのか?
を、僕らに考えさせる指導法です。
僕はどちらが良いかは判らない。
でも、お二人の指導は、我々の劇団に両方必要な指導だと思っています。
今日は昨日の特訓が効果あって、いつもより座長が喜んでいました。
特に女性の芝居が良くなって、芝居のテンポも良くなりました。
少しずつ、前に進んでいる感触がありました。
稽古の動画も、室さんが頑張って撮ってくれたので参考になる。
自分の悪い癖や、活舌の悪さは見ていてガッカリ。
自分の悪い癖や、活舌の悪さは見ていてガッカリ。
でも、座長の指示や芝居を作る意図が確認出来て助かっています。
あとは、セリフをしっかり言えるようにするだけですね。