『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

劇団公演は『お金をかけた大人の高尚な遊び』

2024年12月10日 | 劇団ステージドア
 第31回劇団公演『おとこありき』が終了。
あっという間にもう1週間が過ぎようとしています。
劇団公演が終了しても、まだいくつかの仕事が残っています。
まずはチケット収入の計算と、公演の収支を纏めないとならない。
今回は平日開催、繰越金があったので赤字にはなりませんが
それも使い切ってしまったので、来年はどうなる事やら。

ここで劇団公演にかかる費用がどれくらいか?ご紹介しましょう。
過去の会場費、舞台デザイン、照明、音響などの諸経費は以下の通り
☆会場費:50~100万円
東京芸術劇場は東京都の審査を受けた上に、さらに催し物の内容審査が有るので
簡単に会場を使えないので、その代わりに会場の費用は比較的安価です。
具体的には1日18万円程度。安いと思われている区民センターなどは
1日25万円程度がかかるので、いかに安いかが判ります。
ただ、芸術劇場は基本的に5日以上の開催が必要で、逆に区民センターなどは
連続3日以上は借りられないという事があります。

☆舞台デザイン:10万円 
我劇団では劇団四季の『キャッツ』の舞台デザインを手がけて有名な
土屋茂昭さんと、同じく四季出身の松生紘子さんにお願いしています。
舞台のデザインだけでなく、

舞台の模型を製作したりと大変な上に、
公演当日の仕込み現場に足を運んでいただいたりしたうえで、
この価格でやって頂けるのは、単に我々の劇団が好きだから・・・だそうです。

☆舞台製作費用
照明が70~110万円、音響:35~65万円
照明は塚本悟さん、音響は実吉英一さんが担当してくれています。
両氏とも舞台芸術の世界では日本を代表する舞台の第一人者です。
この価格でやって頂けるのは、やっぱり我々の劇団が好きだから・・・だそうです。
☆舞台装置:約90万円
舞台装置も舞台デザイナーの案に沿って、本職が設計・製作をするため
材料費や人件費などを考えると、この価格は安い方です。
模型を元に製作した実際の舞台装置はこんな感じです。

そんな訳で、プアな舞台装置でないため、来場したお客様も
『本格的な舞台』と驚かれて帰る方が多いですね。

☆指導料など
音楽作曲、歌唱指導、振付などで約80万円ほどが必要になります。
約3か月の稽古に付き合っていただくので、決して高い値段ではありません。


☆稽古場費用:10~20万円
これは区民センターの会議室や、多目的室を利用しての価格。
かつては、劇団員のTさんが社長をやっていた関係で、
三菱地所の『ダイヤビル』の大会議室を借り切ってやっていましたが、
1回2日間で15万円と費用がかさむので、最近は利用しなくなりました。

要は、役者以外は全部プロ仕様。
役者がプロなら、もっと高い金額の観劇料を頂けるのですが・・・(笑)
開催する会場によって開催日数が2~5日と幅がありますが、
1回の公演につき、安くても概ね約300~450万円の費用が必要です。
このうち約150万円は劇団員の会費およびチケット収入で補填しています。
これは『お金をかけた大人の高尚な遊び』だからです。
この主旨を理解できない人は、うちの劇団で芝居は出来ません。
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