以前の日記にも書いた事があるけれど、今日もこの話題。
元劇団四季で『ライオンキング』等に出演した佐藤 政樹氏。
主役まで登りつめた経験や15年以上突き詰めてきた経験を活かして、
今は経営者やリーダー向けの講座を展開する研修講師をやってるらしい。
そのブログhttp://storys.jp/story/15595
に全てではありませんが、いくつか共感する部分があって、
今日はそれについて書いてみようかなって思いました。
彼が劇団四季で学んだプロフェッショナルとアマチュアの意識の違いを
11のポイントに分けて書いているが、これは僕が再三言っている
『プロフェッショナリズム』とほぼ同じような内容。
どんな仕事でも、多少の違いはあれ『プロ』と『アマチュア』の差はハッキリと出る。
演劇やアートの世界では『生き残れる人or消える人』なのだろうけれど、
これを僕の仕事に置き換えると設計が『出来る人or出来ない人』になる。
芸能界と違って、技術者の世界では消えることは無いから、
プロ意識なんて無くても、やって行けてしまうサラリーマンは楽ですね。
逆に、そんな持ってもストレスが溜まるだけのプロ意識なんて、
持たない方が、楽に人生を送れるのかも知れない…
なんて、感じるようになりました。
さて、この中にあることを、僕の仕事に置き換えてみました。
プロとアマの違い、これはどんな分野でも全く一緒ですね。
コミュニケーションの基本の挨拶。
これが出来ない奴が、非常に多いです。
因みに、僕の部署のリーダーに挨拶しても返事が返って来た記憶が殆どありません(笑)。
仕事は楽しみながら、レベルを少しでも上げようと努力する。
駄目な奴は「疲れる、きつい」と、楽な道を選ぶ。
楽な道ばかり進んでいるから、レベルが高い仕事に直面すると疲労となって行く。
結果的に、やれる事は相変わらず誰にでも出来る『低いレベルで勝てる仕事』だけなのです。
上級者は失敗の理由を明確にし、その対策に時間を費やして行く。
出来ない人間は、妥協することが癖になっているから、基準を低く設定して仕事を進める。
クリアできない仕様に直面すると、仕様を下げて貰ってクリアするなんて、
とても『プロ』の世界の仕事とは思えませんねぇ・・・・。
その上、出来る奴は短期集中で意外と余裕がある。
そのくせ、常に進化する意識を持ち、改善を続け、マンネリや慣れによる慢心などに気をつけ、
自分を引き締めながら、高い目標を目指す。
対して、出来ないアマチュア思考の連中はだらだらと長い時間やる。
慣れでやってるから、自然と自分で安全の枠を決め、現状に満足して緊張感が薄れて行く。
出来る人間は明確な型を身に付けているのに対し、出来ない奴は型をもっていない。
というより、可能性の礎である型の大切さを知りません。
型どおりのコピーを作るのは上手いですけどね・・・・(笑)
プロは一つ一つの行動や所作に意味があることを知っている。
僕の仕事で言えば、部品1個ずつに意味があることを理解している。
どうでもいい部品なんて無いのですよ。
出来ない奴は、解らないから過去のものをコピーして、感覚でやっている。
出来る奴はどんな時も自然体で、力も入っていません。努力することは当たり前。
常に自分と対話をし、自分を客観視しています。
出来ない奴らは、力んで、いかにも大変なことをやっているようにみせようとする。
努力している風な自分を、前面に押し出して表現したりします(笑)
これらが『プロ意識』のある出来る人間と、『アマチュアのまま』の人の違いです。
これを読んでいて、何だか笑ってしまいました。
僕の周りに、あまりにもアマチュアが多いか?
いや、プロは居ないなぁ…と。
これは、子会社の企業風土ですかね?
前の部署、本社で切磋琢磨していた仲間たちとのギャップが余りにもありすぎて、
笑っちゃうのですが、本人たちは全くそんなことに気がついていない。
今まで自分が、何処まで出来ていたかは判りませんが、
少なくともこういう『プロ意識』を持って仕事をして居たことについては、自信があります。
『アマチュアのまま』の人にとって、『プロ意識』を持つ人間は鬱陶しい存在なのかもしれませんね。