今日は定置網で網を起こし、魚を積み込み帰港しようとすると、デッキの上に小さなカサゴが転がっているのに気付く。取り上げると背鰭が長い。ヒレナガカサゴの幼魚ではないだろうか?直ぐに氷水に浸け確保する。ヒレナガカサゴはうちの定置網ではまだ捕れたことがなく、初入網である。また、他の網や市場でも見たことがない。デッキ上に転がっていたので、踏まれずに済んだ事が幸いだった。ヒレナガカサゴの分布域は相模湾~土佐湾となっているが、魚ボラの先生が宮崎県からも報告している。ここ鹿児島はというとやはり魚ボラの先生がその報告の中で種子島から得られた標本を記載している。ヒレナガカサゴはフサカサゴ科魚類であり、魚ボラの先生がその専門分類学者である。今回のこの個体は幼魚の為、標本を直ぐにでも大学に持ち込み、精査してもらいたかったのだが、現在先生は海外出張中。来週末には帰国するのだが標本は今度お会いする日まで冷凍保存となった。
今日は定置網で網を起こし、魚を積み込み帰港しようとすると、デッキの上に小さなカサゴが転がっているのに気付く。取り上げると背鰭が長い。ヒレナガカサゴの幼魚ではないだろうか?直ぐに氷水に浸け確保する。ヒレナガカサゴはうちの定置網ではまだ捕れたことがなく、初入網である。また、他の網や市場でも見たことがない。デッキ上に転がっていたので、踏まれずに済んだ事が幸いだった。ヒレナガカサゴの分布域は相模湾~土佐湾となっているが、魚ボラの先生が宮崎県からも報告している。ここ鹿児島はというとやはり魚ボラの先生がその報告の中で種子島から得られた標本を記載している。ヒレナガカサゴはフサカサゴ科魚類であり、魚ボラの先生がその専門分類学者である。今回のこの個体は幼魚の為、標本を直ぐにでも大学に持ち込み、精査してもらいたかったのだが、現在先生は海外出張中。来週末には帰国するのだが標本は今度お会いする日まで冷凍保存となった。
今、魚ボラの標本用にボンボリカエルアンコウを船に生かしている。今度魚ボラに参加する時に生かした状態で持ち込み標本登録しようと考えている。ところがかごしま水族館から変わった形をした魚が欲しいとカエルアンコウを頼まれてしまった。実は今、家の水槽でもカエルアンコウを飼っている。ボンボリカエルアンコウはどのくらいの確率で捕れるのか、がまだ分からないので水族館に渡すのは勿体無く、家にいるカエルアンコウを渡そうかと思っている。最近水槽内の餌も食べ尽くし、エスカを一生懸命動かしている。こいつが死んでしまったらボンボリカエルアンコウを渡さないといけなくなるので、今日は餌の採集に行く。いつも夜間採集を行なっている港へ行く。ここはボラの稚魚がたくさん群れていて、一掬いで十分なくらいの量を採集できる。ところがいざ現場に到着するとボラの稚魚が見当たらない。稚魚が集まる所には逆に普段はもっと深場にいる捕食者のカサゴやヒラメの幼魚、タコ・イカの幼体などがいる。そこでカエルアンコウも見つけてしまう。直ぐに採集する。あちこち探してカエルアンコウを4個体も採集できた。今まで夜間採集時にカエルアンコウを採集した事はない。餌となる稚魚も普段はボラのほかにカゴカキダイやメジナなどがいるのだが今日はまったく見つからない。餌となる魚がいないのでこんなに浅いところまで捕食者が集まっているのだろうか?結局餌となるボラの幼魚は1尾しか捕れず、カエルアンコウの餌を捕りに来たのだがカエルアンコウを採集する事となってしまった。更に唯一捕れたボラの幼魚は家に帰り着く前に採集したカエルアンコウに食べられてしまった。これで我が家の水槽には5個体のカエルアンコウ。この先、餌はどうなることやら。