今日は定置網でツマグロイシモチが1個体捕れる。ツマグロイシモチは年間で10個体程しか捕れない。ところが私がこの仕事を始めた16年前には1日に捕れる個体数は少ないものの毎日捕れて、テンジクダイ科ではネンブツダイ、クロホシイシモチに次いでよく捕れる種であった。それがどうした事か10年程前からはめっきりと個体数が減ってしまった。ツマグロイシモチは水揚げされず捨てられてしまう魚である。水揚げされれば伝票などに記録が残るものの、捨てられてしまうので当然記録が残っていない。個体数が激減してから年月がかなり経っているので漁師さん達の記憶にも残っいない様子で、今ではツマグロイシモチが捕れると珍しい魚が捕れたと持って来てくれる有様。食用重要種ではないものの、昔はたくさんいたのに生息数が減り、記録も記憶も残らず消えていってしまう事は大変に恐ろしい事ではないだろうか。
今日は定置網でツマグロイシモチが1個体捕れる。ツマグロイシモチは年間で10個体程しか捕れない。ところが私がこの仕事を始めた16年前には1日に捕れる個体数は少ないものの毎日捕れて、テンジクダイ科ではネンブツダイ、クロホシイシモチに次いでよく捕れる種であった。それがどうした事か10年程前からはめっきりと個体数が減ってしまった。ツマグロイシモチは水揚げされず捨てられてしまう魚である。水揚げされれば伝票などに記録が残るものの、捨てられてしまうので当然記録が残っていない。個体数が激減してから年月がかなり経っているので漁師さん達の記憶にも残っいない様子で、今ではツマグロイシモチが捕れると珍しい魚が捕れたと持って来てくれる有様。食用重要種ではないものの、昔はたくさんいたのに生息数が減り、記録も記憶も残らず消えていってしまう事は大変に恐ろしい事ではないだろうか。