今日は定置網で体長が5センチ程の小さなフサカサゴ科の魚が捕れる。うちの定置網では稀で、あまりよく見たことがなく分からないがコクチフサカサゴではないだろうか。コクチフサカサゴは3年振りの入網となり、今までに捕れたのはこれで3個体目となる。ところが鹿児島で稀という訳ではなく、魚ボラの学生が標本収集に通う太平洋側では毎日のように捕れているらしく、魚ボラにはその標本が持ち込まれている。太平洋側とここ東シナ海側とでは違うのだろうか。浅い所にいるのか分からないが潜った時にも見た事がない。今回の個体は小さいうえ、同定が難しいフサカサゴ科魚類である。魚ボラの標本用に確保し、先生に同定してもらおう。
*コクチフサカサゴScorpaena miostoma Günther,1880 と同定されました。