今日は定置網で腹鰭が黄色く目立つクロサギ科の魚を見つける。直ぐに取り上げ、背鰭棘を数えると10本である。ダイミョウサギである。よく似るクロサギは毎日たくさん獲れるのだが、このダイミョウサギはうちの定置網では初入網となる。それどころか他の定置網や市場でも見たことが無かった。ダイミョウサギは日本各地で確認されていて、魚ボラにも鹿児島県産の個体が標本登録されている。それなのに、これだけクロサギがたくさん獲れる場所にも関わらず、何でダイミョウサギが獲れないのかといつも思っていた。だが、検索図鑑を見てふと思った。いつもクロサギが獲れた時に腹鰭の黄色い個体を探していた。ところが検索図鑑を見るとそれが同定の根拠とはなっていないようだ。となれば今までにも獲れていたのに、ただ気付かなかっただけなのかもしれない。ネットで調べると腹鰭が黄色くない個体の写真も見つかった。だがその写真の同定も信用できない。ダイミョウサギの腹鰭が黄色くない個体もいるのか調べてみたい。それにしても今月は初入網ラッシュとなった。このダイミョウサギで4種目となる。ここまで続くと来月もとても楽しみである。
後日、セダカダイミョウサギと同定されました。