
今日は定置網の水揚げ時に、選別作業中フグの幼魚を見つける。取り上げるとナミダフグの幼魚である。見て直ぐに魚種が分かるように成魚をそのまま小さくした感じである(ブログ、2007 4.11)。ナミダフグはよく獲れるフグではあるが、幼魚が獲れたのは初めてである。ナミダフグは分布域が八重山諸島となっているが、幼魚が獲れたので鹿児島本土での繁殖も考えられる。今後、毎年のように幼魚が獲れるようになるのだろうか。幼魚といえば昨年も4月にいろいろな魚種の幼魚が獲れ、魚ボラの標本として確保することができた。今年も小さくて探し難い幼魚を見逃さないように毎日目を光らせ、標本を探さなければならない。今年はどのような魚種の幼魚を確保できるか今から楽しみである。
*後日、シッポウフグと再同定されました。