お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

タカノハダイ科魚類幼魚

2016年03月29日 | 定置網
 今日は定置網漁での選別作業中に2種の幼魚を見つける。ミギマキとタカノハダイの幼魚である。両種とも珍しい魚ではなく普通種であり、同じタカノハダイ科魚類ではあるが、なかなか一緒に獲れる事は無い。今回、ミギマキの幼魚を数個体見つけたのち、タカノハダイの幼魚を見つける事が出来、違いが分かるように並べて撮影。だが、欲を言えばここでユウダチタカノハの幼魚も見つける事ができれば日本産のタカノハダイ科魚類がコンプリートとなるのだが、そううまくはいかない。そもそもユウダチタカノハの幼魚は今までに数個体しか出会ったことが無いここでは稀種である。

上:ミギマキ幼魚  下:タカノハダイ幼魚
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメシマガツオ

2016年03月29日 | 定置網
 今日は定置網の水揚げが終わろうかという時に、漁協定置網で珍しい魚が獲れたと持って来てくれる。見るとヒメシマガツオの幼魚である。ヒメシマガツオは幼魚が定置網で獲れる事があり、以前にもこのブログで紹介している。その当時は尾鰭の上葉が長いのでオナガシマガツオの幼魚と思っていたが、魚ボラでの同定結果はヒメシマガツオであり、Nature of Kagoshimaでも報告されている。今日は鹿大へ行く予定であったので、そのまま持ち込み標本登録する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする