昨年、定置網で獲れたカワハギ科の幼魚が1種同定できずに終わっていた。それと同じ種と思われる幼魚が定置網で今日2個体獲れる。だが、まだ時期が少し早いのか2個体共昨年のものよりもかなり小さい。昨年はサラサハギに似ていたものの、背鰭軟条数がかなり少なかった。だが、背鰭軟条が尾柄部まで達していなかったので、後端が欠損している可能性を疑っていた。それを今回の個体で確かめる。魚が小さいので肉眼では数えられない。家に顕微鏡が無いので標本写真を撮り、画像を拡大し背鰭軟条数を数える。すると33軟条あり、サラサハギと一致する。そのほかの鰭も確認しサラサハギとなる。一年掛けこれで解決となる。サラサハギは成魚、若魚が獲れた事が無く、昨年の幼魚が初入網となる。




