お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

残念ここまでか マダラフサカサゴ稚魚

2021年01月09日 | 日記
 全国的に大寒波が訪れ、昨日はここ南国鹿児島でも珍しく雪が降り、薄っすらと積もる。そして昨晩から本格的な雪が降り、今朝起きると一面銀世界が広がる。外に出て近所の雪景色の写真を撮るが非常に冷え込み、素手ではシャッターを切るのが痛い位である。ここまで寒いと気掛かりな事がある。成長過程を見る為に飼育中のマダラフサカサゴの稚魚である。水槽を構えて本格的に飼育している訳では無く、バケツの中で飼育中。当然ヒーターも使っておらず、部屋の室温で海水温も変化する。これでも数日前に朝の寒さが気になり、これまでは小さな容器で飼育していたが、出来るだけ水量が多い方が海水温の変化が少ないと思い、バケツに移したばかりである。だが、今朝の冷え込みは酷く、写真を撮り終え、家に帰って真っ先にバケツの中を確認する。すると、マダラフサカサゴの稚魚は斃死している。やはりこの冷え込みに耐えられなかったのだろう。残念ではあるが幸い海水温が低い為か、取り上げると稚魚であるがまだ痛んではなく綺麗な状態である。それならばと標本写真を撮る。生態写真は一昨日撮り、2週間の成長過程を見ることが出来た。魚種名は元旦にFacebookにアップすると、稚魚の専門家の方から教えて頂いた。海水温の低下とは残念な結果になってしまったが、成長の変化を見る事が出来て満足である。



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