お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

今週もアカイサキ稚魚

2021年01月23日 | 採集
 今日は土曜日なのでいつもの様に夜間採集の日である。だが、雨が降っており行くかどうか迷っていると雨も上がる。レーダーもチェックし大丈夫そうなので夜間採集決行。港に着くと今週も透明度がよく、プランクトンがたくさん集まっている。先週はアカイサキの稚魚を初めて採集したので、今回も新しい稚魚がいないかと期待する。するとまた同じ様に小さな稚魚を発見し採集。やはり小さ過ぎて現場ではわからない。魚種は持ち帰ってからのお楽しみである。最近稚魚採集で気になっている外海の港がある。だが、アオリイカの好ポイントであり、特に土曜日の夜はいつも堤防にはイカ釣りの人がいる。だが、今日は先程まで雨が降っていたので堤防には釣り人はいないのではと思い、行ってみる。港に着くと取り人の車はなく、釣り人もいない。と言う事で採集を始める。ここでも水面に光を当てているとプランクトンが沢山集まり、いい感じである。するとホウボウ系の稚魚が流れて来て確保する。最初の港で見つけた稚魚を写真で撮り魚種を確認。すると先週の夜間採集でも採集した同じアカイサキの稚魚である。アカイサキの稚魚である事は稚魚の専門の方から教えて頂いた。今まで採集した事がないアカイサキの稚魚が2週続けて獲れるとはちょっと驚き。前回は撮影後に死んでしまい成長過程をみることが出来なかったが、今回はまだ生きている。アカイサキ、カナガシラ属稚魚を飼育して成長過程を見てみたい。
*このアカイサキ稚魚は背鰭軟条数が14本と少なく誤同定で、イズハナダイ属の1種と教えて頂きました。
 ありがとうございました。




アカイサキ稚魚(誤同定でイズハナダイ属の1種)




カナガシラ属稚魚
コメント
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