お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

新たな稚魚

2021年01月16日 | 採集
 今日の港での夜間採集で採集したわからない稚魚。今までに採集したり見たことのない稚魚である。見た感じ鰭や黒色素胞など特徴が現れているが、私の知識では同定するのは不可能な状況。前回のフサカサゴ科稚魚の様にもう少し飼育して成長過程を見ないとわからない感じであるが、水槽で撮影した後、死んでしまう。死んでしまったので体色が変わらないうちに標本写真を撮影。だが、稚魚と言う事で魚体が小さく、展鰭は出来ずにそのまま撮影。この日採集した魚を水槽で撮影後に新たにこの個体の標本撮影となり、その後、稚魚図鑑なども確認していたら時間が掛かってしまい、気付けば平日ならもう起きる時間となってしまう。仕事が休みの日曜日で良かったが、これで休みの半日は寝て過ごす事になってしまう。
*後日FBでアカイサキの稚魚であると教えて頂きました。ありがとうございました。







魚種不明な稚魚(アカイサキ稚魚)


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水面でミミズハゼ

2021年01月16日 | 採集
 今日も土曜日と言う事で夜間採集の日である。いつもの様に港へ向かう。港に着くといい感じにプランクトンが集まっている。この状況ではやはり稚魚を探すのが妥当と考え、一ヵ所に陣取りプランクトンに集まってくる稚魚を探す。懐中電灯の光を水面に当てているとプランクトンが更に増えてくる。そこにくねくねと細長い魚が流れてくる。掬い採るが何だかわからない。確保しバケツに入れる。するとバケツの壁にへばり付く。吸盤があるような動きなのでハゼの仲間だろうと思うが、この細長さからするとミミズハゼの稚魚だろうか。家に持ち帰り水槽に入れて撮影。その写真を拡大するとやはりミミズハゼの稚魚のようである。ミミズハゼと言えば転石下や礫床間隙中に生息しており、この港の端にある浜の転石でミミズハゼを採集したこともあるので居ても不思議ではない。だが、水面を泳ぐイメージは無く、まだ稚魚な為プランクトン食で浮遊して来たのだろうか。だが、動きを見ていると吸盤を使っており浮遊期と言うよりは既に着底している感じである。今の時点で標本写真を撮りたい気もするが、もう少し飼育して様子を見てみる事にする。今日はその他いつもの様にサイウオの仲間やイイジマダルマガレイ属の稚魚、わからない稚魚なども採集。更には数年振りにアユの稚魚の姿も確認できホッとする。



ミミズハゼ稚魚(後日、魚ボラでミミズハゼ属の一種4と同定されました。)





サイウオの仲間



カサゴ稚魚





イイジマダルマガレイ属稚魚



アユ稚魚
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