今日は定置網漁で縞模様のあるササウシノシタ科の魚を発見。シマウシノシタかと思い、尾鰭を見ると背鰭・臀鰭とは連続していなく、セトウシノシタである。シマウシノシタは15年程前までは定置網漁で毎年数個体は確認していた。だが急に数が減り、魚ボラが始まった当初に1個体だけ標本登録しているが、それからは見ていない。水槽に標本を入れて撮影するようになってからは一度も手にできず、自分用に標本写真を撮っていないので探していた。だが、今回はシマウシノシタではなく残念である。セトウシノシタならそのまま魚ボラの標本用に冷凍保存しようと考えていた。だが、帰宅して今まで撮影したセトウシノシタの写真を見ると標本写真が無いではないか。撮影済みと思っていたが、それはツノウシノシタであった(ブログ2010 3.18)。と言う事でセトウシノシタの標本写真を撮影する。このササウシノシタ科の縞模様のある種は珍しい感じがしないのだが、ここでは意外と今まで獲れていないのかと痛感する。昔シマウシノシタが獲れていた時の印象が強いからかもしれない。毎年確認魚種が増えて行く一方で、減ったり消えてしまう魚種もいる事を忘れてはならない。
背鰭・臀鰭と尾鰭は連続しない