2日前に定置網漁でロウニンアジが沢山入網。そして今日も定置網漁で網を起こして行くと数は少ないがロウニンアジがチラッと見える。取り上げるとロウニンアジではなくイトウオニヒラアジではないかと思っているギンガメアジ属の魚である。2か月前に標本は確保した(ブログ2022 7.20)のだが、形態的にはイトウオニヒラアジが一番近いがロウニンアジと数値が被るところもあり、同定結果はDNA解析待ちとなっている。ようやくうちの定置網にも入ってくれた。自分の所で獲れた個体も標本用に残しておきたいが、サイズが大きいので確保したら大学へ走らなければならず、今日は土曜日だし、水揚げ後は沖作業な為、時間が掛かりそうなので今回は確保するのを諦める。イトウオニヒラアジと同定が確定したらまた確保しようと考えている。でも、脂がのっていて魚の評価が良くなって来ているので、早めに標本を確保しないと値が上がってしまい確保し難くなってしまう恐れもある。評価や値が上がるのは大変に嬉しい事なので仕方ないか。
イトウオニヒラアジと思われるギンガメアジ属の魚