お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

遂に標本確保と思ったら ネコザメ

2023年09月25日 | 市場
 今日は定置網漁を終え、市場で水揚げ作業をしているとお隣の定置網の人がネコザメが獲れたと教えてくれた。ネコザメは珍しい魚ではないがここでは珍しく、うちの定置網では20年以上前に1度だけ獲れたことがあるだけで、他の定置網でも何度か獲れたのを見たことがあるだけである。その為、魚ボラの標本はまだ確保した事がなく、薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ2022 2.25)には標本写真の掲載ではなく、他の定置網で獲れ、水族館用に活かしてきた時の写真が載っている。今回の個体は活かして来ており既に水族館に連絡済みで連絡待ちとの事。見ると1メートル位あり今まで見た中では最大級のサイズ。標本用にはちょっと大きいがここでは珍しいので標本として確保したいところである。水族館で必要ないと返事が来れば魚ボラの標本用に頂けるように頼み、あとは連絡待ちとなる。自分が以前に水族館へ行った時は水槽内で泳ぐネコザメを見ており、珍しいサメでもないし飼育し易く長生きしそうなので、予想としては水族館でも必要ないのではと思う。水揚げを終え、陸で網修理をしながら、自分としては50パーセント以上頂けるものと思いながら、今日は予定が無いので仕事が終わってから大学へ持ち込む段取りを考える。するとその定置網の方が来て結果発表。水族館が受け取りに来るとの事であり、標本確保はまた遠ざかる事となる。やはり自分の所の定置網で獲らないと今後も標本確保は難しそうである。
ネコザメ




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