今日の市場でツケアゲエソを魚ボラの標本用に確保する。自分でもまだはっきりとこの個体がツケアゲエソであるという確証はない。折角手元に標本があるので、論文片手に同定してみる。今までは尾鰭上縁に顕著な黒色点列があるエソはクロエソと思っていた。だが、元々クロエソの生息深度は100m以深となっており、深場に生息するエソというイメージである。ここの海域でエソがよく獲れる定置網の水深はどこも浅く、今まで得られたクロエソの標本はツケアゲエソとなる。
背鰭前長が背鰭起部と脂鰭起部の間の距離より長い
胸鰭後端が背鰭起部と腹鰭起部を結んだ線に達しない。胸鰭後端が腹鰭起部を越える。
尾柄部の側線鱗が隆起する(写真ではわかり難い)
側線上に暗色斑が並ぶ(クロエソでは側線下方に暗色斑が並ぶ)
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