お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

またまた ひょっとして?

2007年08月04日 | 定置網

 台風5号が過ぎ、揚げていた定置網を今日再び入れる。漁獲は来週から。という事で本日も夜間採集に行く。港に着き海を覗くと外灯の下にはたくさんアンドンクラゲが集まっている。こんな状態では魚は期待できないと思うも、とりあえずは探してみる。すると岸壁にへばり付くように1尾魚がいる。掬ってみるとテンジクダイ科の魚であった。名前が出てこないので定置網では捕れた事が無い種と思われる。しかし体長が50ミリもないので普段捕れるテンジクダイ科の幼魚の恐れもある。家に帰り図鑑で調べるが同定できない。この仲間は体側に縦帯がある種が多いが、その場合尾柄部付近に黒円斑がある。しかしこの個体には無い。普段定置網で捕れるテッポウイシモチも黒円斑が無いので疑ったが、こちらは体側中央の縦帯が尾鰭の後端に達するとなっているので違う。定置網で捕れた事が無いがタスジイシモチも似ているが、こちらも縦帯が尾鰭後端に達するそうでやはり違う。となると・・・。ただテンジクダイ科は種が多いうえ難しい。さらにうちの図鑑は古い。とりあえずはまだ採集した事が無い種と思われるので久々の収穫となる。
*後日、魚ボラでミスジテンジクダイと同定されました。
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