お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

有難い標本寄贈 シロブチハタ

2023年11月24日 | 魚ボラ
 昨夜、県の水産の方から画像が送られて来た。甑島の漁師の方から見たことのないハタが獲れ、何だかわからず交雑種ではとの事。画像を見るとハタではあるが体側に散在している小斑が黒だったり黄色やオレンジ色だったりしていて私も何だかわからない。今、魚ボラで甑島の魚類図鑑を作成中なので学生が知っているかもと思い画像を送り聞いてみる。すると学生もわからず今度はハタ科を研究していた魚ボラOBの元へ。するとシロブチハタと返って来る。更にまだこの個体があるという事で学生に確認すると魚ボラの先生から確保依頼が来たという事で標本確保の交渉をする。するとその漁師さんが今日鹿児島に出て来るそうで水産学部の先生の所まで届けに来る事になる。今、甑島の魚類図鑑作成中だが標本を入手し辛い状況である。これはチャンスと思い、丁度時化で仕事が休みなので私がその標本を受け取りに行き、甑島の漁師さんとも会い、今後の標本収集の話でも出来ればと考え提案。そして今日、私が水産学部へ行く事になる。先ずは水産学部へ行き、渡しに来るという先生と会い直ぐに漁師さんも来るが急いでいるみたいで少しだけ話して魚を頂く。結局詳しくは話すことが出来なかったが、また珍しい魚が獲れた時には連絡を頂けるようなる。その標本を持ち水産学部を出て、今度はいつもの研究室へ行く。頂いた魚を見るとシロブチハタそのものである。送られて来た画像は獲ったばかりの生鮮時のもので興奮状態だった時の体色みたいでありわからなかった感じである。この個体を標本登録してもらい帰路に就く。
久し振りの水産学部

頂いた標本シロブチハタ

鹿大郡元キャンパス


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